2018年05月15日

校外学習~型染め工房見学~

5/13(日)指導講師のクラスの校外学習で、
京都の型染め工房の見学に行きました。
今回の校外学習は着付師のクラスの方なども参加され、
総勢12名でのお出掛け。
 
工房では半襦袢に模様を型染めする様子を
見せていただきましたsign01
さらに特別に型染め体験もさせてもらい、
実際に摺り板を使って生地に型染めを行いましたwink
 
長い板の上に糊でぴったりと生地を貼り付け、
その上に決まった場所に型を置いていきます。
 
2018514171039.jpg
 
型の上から染料を載せ、手首を返しながら染料を
均等に刷り込んでいきます。
 
2018514171255.jpg
 
ムラなく均等に色をのせるのはまさに職人技!
さらに型をぴったりと合わせて柄を繋げていく技術も
見事です!
 
2018514171146.jpg
 
型染めが完成すれば、次は蒸し作業です。
着物は分業で生産されるので、
蒸し作業はまた別の工房で専門の職人さんが行います。
蒸しが終われば染料が定着し、染料の色も変わります。
今は黒のように見える模様ですが、蒸すことで緑色に変わります。
 
2018514171221.jpg
 
 
この他にも、実際に使っていた型紙(全て職人さんの手彫りの型紙!)を見せて頂いたり、
大型の機械が導入されるまで使用されていた型染め用の板を見せていただいたり・・・。
1反の着物ができるまで、どれだけの職人さんが関わって、
どれだけの時間と労力がかかるのかを気付かされました。
プリントではない手染めや手織りの着物がどれだけ貴重で価値のあるものか、
改めて着物のすごさや美しさを感じることが出来ました。
貴重な体験ができ、勉強になり、大変充実した工房見学になりましたshine
 
月別アーカイブ